
○すべての道はローマに通ず―ラ・フォンティーヌ
史上初の世界帝国としてのローマ
ローマ帝国が世界史上においてもつ存在感は、他民族からなる人類初の世界帝国としてのものである。
ローマ帝国が出現したことにより、“古代”という時代は後半期に入り、西ローマ帝国の滅亡をもって、“古代”の終焉となる。
とりあえずローマ帝国の誕生とは、ヘレニズム(ギリシャ的精神)における理念が地上に現実化したものと言える。
たしかにローマは結果的に中央集権的帝国になった。
それでもローマでは“神”ではなく“人間”が、古代ギリシャ人の世界観による「世界全体=地中海世界」を統治することになったからだ。
このページでは、ローマの発生から五賢帝の時代までを見る。
古代ローマ史概観
ローマは紀元前 1,000 年ごろ、北方から来たラテン民族がイタリア半島に定住し、興った共同体である。
ローマ人たちには先住民エトルリア人をつうじ、ギリシャ文明が伝えられた。よってローマ神話の多くは、ギリシャ神話を下敷きに形成されたものである。
ローマははじめは王政を敷いていたが、前 6 世紀から共和制となった。共和制は貴族と平民から成っており、実質的な権限は、貴族の代表である元老院が握っていた。
しかしやがて国防などをつうじ、平民の発言権が大きくなった。ところでローマには元老院所属の独裁官が、最後まで最終決定権をもっていた。
ここは貧富の差がない民主制を実現したギリシャと異なる点である。
ローマは紀元前 264 年から 100 年以上にわたり、アフリカ北部のカルタゴと戦い、これに勝利した。これをポエニ戦争という。
ポエニ戦争 象の大群で攻めてくるカルタゴ軍
ポエニ戦争後、さらにローマは領土を広げていった。またローマは征服地の捕虜を、奴隷として使い、大土地経営をおこなった。
しかし土地をもつ者(閥族派=元老院の流れを受ける層)ともたない者(平民派)のあいだで、貧富の格差が広がった。
両者のあいだで激しい内乱が 100 年も続いたが、最後は平民派のカエサルがローマを統一し、「ローマ皇帝」となった。
その後、カエサルは暗殺されたが、カエサルの養子であるオクタヴィアヌスが地中海全体を平定し、ローマは地中海の覇者となった。
またオクタヴィアヌスはカエサルに次いであらためて“皇帝”となり、「アウグストゥス」の称号を得た。
アウグストゥス以降、ローマは皇帝の独裁国家となった。だが同時にそれから 200 年は、「パクス・ロマーナ」という平和な時代が続いた。
パクス・ロマーナの時代には、「五賢帝」という名君たちが現れ、ローマの領土も最大となった。
また各国との貿易により、ローマはおおいに栄えた。
ローマ神話
イタリア半島南下以前のラテン人たちは、おそらく独自の宗教をもっていたのであろう。
しかし前述したように、彼らはイタリア定着後にエトルリア人たちにより、ギリシャ文明に感化された。
それにより紀元前 6 世紀ごろ、ローマ人の神々は、すべてギリシャの神々のかたちで再構成された。
よって、ローマの神々はそのまま、ギリシャの神々へと置き換えられる。以下のようにである。左がローマ、右がギリシャの神である。
ユーピテル→ゼウス(主神) ミネルヴァ→アテネ(戦争の女神) アポロ→アポローン(芸術の神、太陽神) ヴェヌス→アフロディーテ(美の女神)
またローマの神々の名は、現代のヨーロッパ語における、暦上の“週”や“月”の名前の原型となった。
ここでローマの神々や神話の特徴を挙げれば、以下のようである。
とにかく神が多彩・多様であること。ローマ人は万物に神をあてはめた。だから「かまどの神」や「草刈りの神」まで存在する。
この点は、わが国における「八百万の神」の概念にちかいように見える。
しかしローマの神々に、新鮮味はない。すべてはギリシャ神話の模倣のため、ローマ神話のなかには活きた独自性は見られないのだ。
またローマの宗教は、実用性、現世ご利益性が強すぎる。そのため「来世の概念」がおおきく欠落しているおり、深みがない。
このことは、以下の現象とおなじことである。中世のヨーロッパではキリスト教のカトリックによる一極支配であった。
しかし新大陸・アメリカではさかんに多様なプロテスタントや新興の宗教が信仰されるようになった。
ローマ人は後のアメリカ人同様、関心事が現世における快楽や領土の支配・運営にばかり集中していた。
よって時代が下るごとに、宗教が即物的な現世ご利益的なものになっていったのである。
塩野七生氏のローマ論
ところでわが国のローマ史研究家に、イタリア在住の歴史作家・塩野七生氏がいる。
おそらく日本の一般社会では、塩野氏はもっとも有名なローマ史研究家であろう。
その塩野氏が、古代ローマ人についてじつに含蓄深い言葉を残している。以下である。
「ローマ人は知力ではギリシャ人に劣り、体力ではケルト人やゲルマンの人々に劣り、技術力ではエトルリア人に劣り、経済力ではカルタゴ人に劣る」。
塩野氏はそのローマ人がなぜ、地中海の覇者となれたのかについて、分析を加えている。
独創性がないようで申し訳ないが、塩野氏の見解を上書きするかたちで、ローマが繁栄した理由について、説明していきたい。
ローマによる他民族支配の秘訣
@敗者を同化する
ローマ人は他民族を征服すると、その指導者層は元老院に送り、国政に参加させた。またそれ以外の捕虜は、奴隷とした。
これはまさに近代において、おもにイギリスがなした「分断して統治せよ」の形態である。
非支配者層の国民を複数の階級にわけることにより、その国民たちの団結を絶やす方法だ。
古代の段階において、こうした権謀術数に長けた点が、ローマの強みである。
また同時代の中国諸王朝も、「孫子の兵法」に見られるように、策略を基本とした専制国家である。
この点から、ローマ帝国、中国歴代王朝、および現代のアメリカ合衆国は同質の文明を共有していると言える。
戦争において、アメリカの諜報能力はローマ帝国同様、群を抜いているからだ。
くわえてローマは屈服した敵に対し、彼らが自身の文化や宗教を守ることに寛容であった。
その理由はもちろん、敵国人から言語や宗教を奪うことにより、彼らにローマへの反抗心を植えつけるのを避けるためでもある。
しかしそうしたあつかいを受けたのは、ローマよりも歴史のある、主に東方世界の住人に対してだ。
これに反しローマの同化政策は、西方の未開国人たちに対しては、積極的におこなわれた。これはまさに、アメとムチを使い分ける方法によってだ。
さらにもう一点つけくわえると、ローマの文明自体に、他民族を同化させる魅力があるのだ。
ローマは古代の段階で、最高度に物質的文明が高まった国家である。よってローマに支配された民族の多くは、ローマの豊かな社会に溶けこみたいと思うのである。
したがってローマが強制しなくても、非支配者たちが勝手にローマと同化するという現象は、普遍的に起こった。
その点ではやはり、中国やアメリカにも同様のことが言える。
歴史上、中国にはモンゴル人や女真族などの他民族が侵入し、中国人を支配したうえで国を造ったことも多くあった。
しかしどの王朝も例外なく、結局は中国に同化した。
また現代のアメリカ合衆国も、同様である。
アメリカには建国以来、非アングロ・サクソン系・非英語圏の民族たちが多数、移民として入国した。
そんな彼らが、自分たちのアイデンティティである文化を子孫に伝えようとしても、たいてい 3,4 代目で母国の言語も話せなくなってしまう。
その後の子孫はさらに他民族と混血し、英語しか話せない完全なアメリカ人となるケースがほとんどである。
A「法の支配」を重視する
ローマは“法”は絶対的な意味をもち、それは皇帝の権威を上回るほどのものであった。
ローマの学問はギリシャのものにくらべ、ほとんどが劣っているが、法学と医学だけは例外である。
また大建築物造成や、大都市のインフラ整備といった、実用的な工学も発達していた。
ローマ帝国 都市の再現模型
借用元 http://blog.nihon-syakai.net/blog/2012/04/2247.html
ローマ法は体系化されており、近代法における直接の源流となった。
またローマ法は、現代の大学法学部でも、必須科目として学ばれるほどである。
ローマでは異民族、大帝国運営という実用目的のため、法は整備された。
余談ながら、現代の文明国において地位が高い職種といえば、まず医者と弁護士が挙がる。そのルーツは、古代ローマにあったのだ。
B民主的な政治
ローマは黎明期に、王政を否定し民主制を選んだという歴史がある。よってたとえ皇帝が存在しようとも、民意は政治におおきく関与した。
この構造は、19 世紀におけるナポレオン登場以後のヨーロッパと、ほぼおなじものである。19 世紀のヨーロッパでは、皇帝は民意を無視しては成り立たなかった。
C福祉の充実
ローマにおいては、市民権さえもっていれば、生活に困窮したときも様々な手当が受けられた。
このような社会保障制度を、「殿様のお情け」ではなく、公的な規則としてはっきりと明文化されたのは、歴史上ではローマが初である。
D軍隊の組織化
ローマの戦法は、ギリシャの重装歩兵戦術をより改良したものである。他にも兵站の確保、戦略の合理化など、ローマでは戦争が近代化された。
よってローマには、一騎当千の豪傑がいなくとも、組織の集団力により戦争で勝てるシステムが確立された。
ローマ帝政の歴史的意義
「ローマ帝国全体の歴史的総括」については、Lローマ帝国の繁栄と衰退、分裂-その根因は?のページにおいて述べる。
ここでは「五賢帝までの」という条件つきで、「ローマ帝政の歴史的意義」を語る。
ローマは、まず初期の段階で王を追放し、民主制を採った。その後、貴族との戦いを経て民衆はアウグストゥスという皇帝を得た。
このように、“王”を否定しながら“皇帝”という独裁者を生んだことは、どのような意味があるのだろうか?
これは基本的に皇帝は、平民の承認がなければその地位は保証されない、というところにポイントがある。
ローマ以前のアジア的・古代的国家における“王”は、中国のものをのぞくと“神官”の身分が固定化・世襲化されたものだった。
「王は神の代弁者であるのだから、またその子孫も神の代理人であり、その地位は永遠に不変」という論理で、王族は国家の支配を正当化していた。
ところがローマ皇帝には、宗教的背景が少ない。
たしかに皇帝も「神の一人」と認識されていた。それでも皇帝は一見、世襲のように思えても、候補者に対する適正性を問う会議が、元老院で開かれてもいた。
また皇帝になれても、元老院から承認を奪われる場合もあった。ネロ帝などがそうである。
このようにローマ皇帝は、独裁権をもつといっても、それを恣意的に使うことは許されなかった。あくまで皇帝は、「民衆の」代表なのである。
このようにローマでは、“王”のあり方をより近代的なものへと進展させた。
これがローマ帝政の、歴史的貢献と言えるだろう。
またローマ市民権を取得できる者については、その範囲がずっと広められた。紀元 212 年、カラカラ帝の時代には、すべての自由民にローマ市民権があたえられるようになった。
もちろんローマの市民生活は、多数の奴隷により支えられていたものだった。しかしそれでも民衆の“自由”は、ローマの歴史のなかにおいて拡大されていった。
こうした歴史的進展を、帝国全体の歴史内でおこなったことが、ローマ帝国の功績であろう。
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